マリー・アントワネットの『王妃の村里』

queens hamlet.png 出典:ヴェルサイユ宮殿

17世紀の象徴 ヴェルサイユ宮殿

ルイ14世は「視界の開けない、森や水のないもっとも寂しい場所」だった父王の狩猟用の館を、「政治、社会、芸術」に絶対的な力を持っているのが王政だということを誇示する為に、威圧的で豪華絢爛な宮殿に大改造しました。当時貴族に対する警戒心を持ったルイ14世はヴェルサイユへ首都移転を決定したのです。

王の絶対的支配を批判し、「王は自然を抑え込んだ」と書き記したサン・シモンは、ヴェルサイユは宮廷人を楽しませながら、実は彼らを黙らせるための政策であったと伝えています。

(出典:ヨーロッパ庭園物語)

 

ヴェルサイユ宮殿に初めて行ったのは、約20年以上前のことですが、広大な敷地の中にそびえ立つお城に歩き疲れたのを覚えています。

QUEEN’S HAMLET 『王妃の村里』

時が経ち年追うごとに思い浮かべるのは敷地内にあった『プチトリアノン』の村里。ルイ15世がポンパドール夫人の為につくった小さな宮殿は、その後マリー・アントワネットが譲り受けると、彼女は心休まる場所として狩猟場に面した場所に農村を模した小さな空間を作りました。その名は”QUEEN’S HAMLET”。 日本語では「王妃の村里」と訳され、ホッとする牧歌的な英国風の庭園が広がっています。

マリー・アントワネットは1777年〜1786年に完成するまで、少しずつ敷地を広げながら特定の様式にとらわれず、様々な農村の建築デザインを取り入れてこの空間を造ったそうです。

ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』(2006年製作)を観た方も多いと思いますが、現地で撮影されたシーンはこの村の様子を擬似体験できます。短い映像ですがご覧ください。

本当の贅沢な暮らしとはどのような物でしょうか。皆さんの『心の村里』はこれからどうなるのでしょうか。

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